ウォータープルーフ
こんにちはひきだしです🙌
今日は、『ウォータープルーフ』について👀お話ししますね。
『ウォータープルーフ』とは、『耐水性』を表した言葉です✨ 時計や携帯電話、カメラなどの精密機器には、防水加工がされていることを言いますが、化粧品では、日やけ止めクリームやスプレー、夏やスポーツ用のアイテム、女性が毎日のように使う、ファンデーションや下地、そして、マスカラやアイライナーなどにも使われていますね👀
一般的には、『水や涙などに強く、落ちにくい!』と、各社色んなウォータープルーフ商品をだしていますね。
先日、ある方から質問で、
「結局、ウォータープルーフの日焼け止めって、皮脂で落ちちゃうんじゃない?」
汗(水)をはじくのはわかるんだけど、皮脂(油)には、弱いんじゃないのか?という疑問でした。
たしかに、油がでてきちゃっているし、油があるところに皮脂がでてきちゃったら、まー崩れちゃうんじゃないかと、、。
私も、「界面活性剤」を勉強する前までは、そう思っていました。
界面活性剤とは、一つの分子内に、油に馴染みやすい部分(親油基)と、水に馴染みやすい部分(親水基)の両方をもっています。
こんな感じ🙌
この性質を利用して、乳化・洗浄・可溶化(水に溶けにくい物質が溶けるようになること)・浸透・分散などの働きがあります。
ここで大切なのが、『乳化』の『O/W型』と『W/O型』です。
乳化とは、油と水が細かい粒子になって分散することです。水と油が完全に溶解しているわけではありません。このとき、界面活性剤の働きによって、水の中に油が分散した状態(O/W型)や、油の中に水が分散した状態(W/O型)にすることが、可能です。
例えば、
牛乳はO/W型
バターはW/O型となります👍
ふーん。、、で?って感じかもですが、、笑
最初にお話しした、『ウォータープルーフ』の日焼け止めとかは、じゃーどっちなの?というと、、
バターと同じ、W/O型となります。
え!?
油の中に水だから、油が多いんじゃん!じゃー、油でやっぱ、皮脂崩れするでしょ?
と、いうと、
実はそうではないんです😌✨
実は、W/O型のタイプには、時間が経つと、少しずつ「飛んでゆくもの」が存在しています。表示には、シクロメチコンとか、デカメチルシクロペンタシロキサンとかって書いてあります。
(化学は苦手でした。)
何かというと、要は、「揮発性のシリコン」のことです。
つまり、時間が経つと皮脂が出てくると同時に、油もすこーしずつ減っていっているんです。
なので!油で崩れたりはしない!のです✨✨
W/O型の場合には、クリームタイプと違い、流動性があるので(固まっていないので)、揮発性のものが飛んで行くと、化粧膜の油が徐々に減ってゆきます。そのかわりに、皮脂がでてくるので、お肌の油分水分のバランスがとれていくのです。
お肌は水分と油分のバランスがとれている方が、綺麗にみえます。
だから、『ウォータープルーフは、皮脂にも弱くない』のです⭐️
メイクは崩れない!日焼け止め落ちない!私は、絶対、日焼けしない!
、、、って、なんかCMであったような👀🙌
これから始まるレジャーシーズンには、もってこいですね!
ただ、ウォータープルーフのアイテムは、ちょっと気をつけなければならないこともあります。さきほどもお話しした、シリコンや油脂などのコーティング剤が入っています。
これがやっぱり落としにくいのです😭
ウォータープルーフの日焼け止めでしっかり紫外線ガードした後は、クレンジングもしっかり行ないましょう!
落としきれないと、毛穴をふさぎニキビや吹き出物、そして、皮膚呼吸そのものを妨げ、皮膚膜を作る機能を阻害してしまいます。このバリア機能が落ちると、お肌の乾燥が進み、せっかく日焼け止めで頑張ったのに、結局シミやしわができてしまいます。
、、、恐ろしい
クレンジングの洗浄力の強さは、
オイル→ジェル→クリーム→ミルク→石鹸
の順番です。
今お手持ちのアイテムがどのくらいの強さなのか、また、夏も冬も、一年中同じアイテムでクレンジングしてしまっていないか。日本はこれだけ四季がたくさんありますから、お肌もシーズンに合わせたケアをしっかり行ないましょう🌸
シーズン考えず、『一年通して、〇〇使っていれば美肌になります!』とうたっている商品は、、、やっぱり注意ですね⚠️