香りと記憶
こんばんはひきだしです。
ゆったりとしたドライブ中
「え、この曲懐かしくない?」
「うん、まー音楽ってさ、聴いた時の風景とか、情景思い出すよね。」
「そうだね。匂いもそうだよね。」
『匂いは音楽と同じくらい記憶に残る』
ある特定の匂いがそれにまつわる記憶を誘発する現象は、「プルースト効果(プルースト現象)」といいます。
フランス🇫🇷の作家、マルセル・プルーストからつけられています。
『失われた時を求めて』の中で、語り手が口にしたマドレーヌの味をきっかけに、幼少期の家族の思い出が蘇る事からプルースト効果、と呼ぶようになったそうです。
嗅覚は、五感の中でも特に原始的で本能的な感覚といわれ、睡眠中でも休むことはありません。
これは、寝ているあいだも外敵から身を守るために、一番発達した感覚を起こしておかなければならないからだそうです🌱
この曲聴くと、あの時を思い出す!
これと一緒で、何かの匂いを嗅いで不意に記憶が蘇る、多分誰もが経験したことだと思います✨
米ロードアイランド、ブラウン大学の神経学者レイチェル・エルツ博士によると、嗅覚による脳の刺激は、触手のように脳の様々な部位へと刺激を送る、ということだそうです。
私たちが、何かの匂いを吸い込んだ時、臭気分子は脳の中で情動を司る扁桃へと送られます。
鼻→嗅上皮→嗅細胞(嗅毛)→嗅球→大脳辺縁系
※medical aroma検定では、↑よく出ますのでここ注意!ww
しかし、味覚や触覚といった他の感覚情報は脳の他の部分へと経由される事が判明しています。
匂いだけは、大脳辺縁系にダイレクトに伝わるんです👀✨✨
大脳辺縁系は食欲などの本能的な行動や、喜怒哀楽などの感情を司る所です。
嗅覚はこの大脳辺縁系と直接結びついており、これは五感の中で嗅覚だけが持つ特徴なんです👀🌱
香りは本能的な行動や感情に直接作用ですね。
アロマだけでなく、香りはとてもおもしろく、そして私にとって、リラックスしたり、ドキドキしたり、一瞬で色々な情景を思い浮かべられる手段の一つです。
そう思うと、たくさんの匂いにたくさんの記憶を繋げたくなる🌿
毎日楽しく、五感をフル活用、そして色んな香りを楽しみたい🔸
おやすみなさい🌙