バンビ
こんばんは🌛 ひきだしです🌷
大人になってからも好きな本って…ありますか?
私は、ミヒャエル・エンデ著の『はてしない物語』。以前ご紹介しましたかね…?
上田真而子先生訳で、子供の頃にプレゼントでもらってから、今でも大好きな一冊です。
子供の頃、本を読んで、風景や出てくる人物のお顔や服装、そして声も想像するのが好きで、夜寝る前にも想像?妄想?😪笑、しながら寝るのが大好きでした🌛
そんな昔から本を読むのが、結構好きな私でしたが、大人になってからも定期的に読みたくなるのが、
児童文学です。
なので、今日はこちらをご紹介🌼
バンビ です🙌
バンビ?って、あのバンビ?ディズニーの?
じゃなくて…バンビの原作本なのです。
これですねー、実は私、原作読んだことがなかったんですよね👀。
本屋さんに行った時、「あ、上田真而子先生だ…バンビって、あのバンビ?」と思い、その場でパラパラと。そしたらもう、最初の14ページで、なんだかこの世界に一気に引き込まれてしまい、これはおうち帰ってから、ちゃんと読もう!と思って、購入!
このバンビは、その名の通り、子鹿のバンビの物語なのですが、この本のすごいところ、と言いますか、感動したところが、
本の中に出てくる動物だけでなく、虫や鳥や、木、そして葉っぱ🍃一枚でさえも、全て、ぜ〜んぶ、擬人化されていることでした。
物語は最初から最後まで、動物たちの目線で描かれているのですが、主人公のバンビの成長を、暮らしている森の1年間、森の季節の移り変わりを重ねて描かれているんです…。
緑の葉っぱ達🌱が、夏の陽射しをたっぷり浴びて、そして紅葉🍁して、黄色く、赤く色づき、
やがて仲間の葉っぱ達も、小さな穴が空いて茶色くなり、地面へ落ちていく様子も…
どうしてこんな風に描けるんだろう…と、とても感動しました。
挿絵もとーっても綺麗なんですよね…🌸。
ただ、内容は結構残酷なことや、自然界での掟など、、ほんとにこれ、小学生からかなーって、いうような場面もあって、
読んでいるこちらとしては思わず、動物たちの方に感情移入してしまい、(物語では、私達人間は「あいつ」って、呼ばれています笑)あいつって、なんて酷いんだ!なんて思ってしまいましたが💧
よく考えたら変ですね…。
書いている作者も人間で、読んでいる私も「人間ってのはなんて酷い存在なんだ!」と思うわけです…。
物語に出てくるゴーボという鹿は、ある時から人間よりの思考や生活スタイルの鹿となって戻ってきますが、このあたりから、動物と人間の世界観が崩れていく気がしました。ゴーボにとったら善なあいつ。みんなにとったら悪なあいつ?
じゃあ、バンビはどう思うの…? ドキドキハラハラな展開です。
善悪の判断の難しさ。
そして、その善悪は、立場によって簡単に変わっちゃうんだなー…と、なんかちょっと、大人になってから読んで良かったなーと感じる本でした🌷
2時間くらい、一気読みしてしまいました👀✨いつも読み始めると気になってとまらない…
言葉の豊かさに、詩的な描写と…胸いっぱいになります✨
是非大人も読んで欲しいな〜って思う本でした。
(…もしかすると、読んだ次の日から、虫や葉っぱが話しかけてくるかもしれません!)
(*’▽’*)🌱
おやすみなさい⭐