がんとアピアランスケア
こんばんは、ひきだしです✨
三連休初日、秋晴れで気持ちの良いお天気の中、かねてから色々と準備していました、栃木医療センター市民公開講座2019が開催されました。
放射線治療やリンパ浮腫、紫外線について私たちアピアランスケアセンターのスタッフがお話しさせていただき、第2部では、特別講師としてセレナイトのさとう桜子先生から、今なぜアピアランスケアが必要なのか、ご自身の体験も踏まえてお話ししていただきました。
会の最後には、患者さんと講師だけのお時間とさせていただき、眉毛の描き方を実践方式で行いました。
アピアランスケアという言葉は、まだまだ栃木県内そう多くは広まっておりません。
今回の講座が、少しでもがん患者さんやご家族の方、お友達、そして私たち医療従事者や美容関係者にも役に立てばよいな、考えるきっかけになってくれたら良いな〜と、思いました。
たくさんの展示品のご協力、ありがとうございました。
実際にお手にとっていただけると、やはりわかりやすいですよね!
無事に会は終わりましたが、正直なところ、やはりいつもとは違った緊張と不安でいっぱいでした。
前日の夜には、準備できたはずなのに、気分が落ち、こんなんじゃダメだと、先輩からの激励がほしくて、ついに半泣き状態での電話でした笑(~_~;) いつも応援と必ずアドバイスをしてくださいます。
放射線技師でありながら、システムにとても詳しく、そして地道な作業も一つずつクリアしていき、今やもう他分野からたくさんのお話がくる、ほんとに素晴らしい尊敬している先輩です…。
以前、ほんとは、私こーゆーこともやりたいんですよね。絶対必要だと思うんですー困っている方ほんとに多いのです。しまいには、私やります!と、放射線科の先生に色々と、うだうだお話しをしていました笑。
先生は否定することなく、それどころか、別にそーゆー技師がいたっていいじゃない!と、あと押しもしていただきました。
今回特別講師としてお呼びしました、さとう桜子先生。私がさとうさんに連絡させていただき、研修を受けてから1年半くらいでしょうか…。さとうさんのところを訪れるたびに、笑って泣いて、怒って…たくさんのアドバイスをうけました。
ほんとに色んな事が一つずつクリアしていき、地道な活動でした。
今回、また強く感じたこと。
私は、本当に周りの人に、恵まれている。
一緒に活動をしているスタッフも皆、それぞれ本業があります。医師、看護師、作業療法士…本当に忙しい毎日です。
でもこうやって、本業以外のこと…アピアランスケアを通じてたくさんの繋がりができました。
各分野のスペシャリストなので、わからなかったり、困ったりしたら相談してみる。そうすると違った目線からの素敵なアドバイスをしてくれる、、、。
ほんとに感謝しています。そして頼りにしています。
さとう桜子さんより↓
『お招きいただきありがとうございました。私も皆さんとお会いし、時間を共にすることでみなさんの疑問やこれまでのご苦労を肌で感じることができました。医療者だからこその不便や様々な問題。
それは私のような美容関係者とは真逆の問題でもありますよね。それをお互い出し合って共有できると更にお互いの高みに触れ合うことか出来るのかなと。それもこれも小村さんのチャレンジ精神と努力の賜物です。
ありがとうございました。』
そしてある方からは↓
『今日帰ってから早速、自分の使っている日焼け止めが、紫外線吸収剤なのか、散乱剤入りなのか、調べました!友人に伝えます。色々とすぐに実践できそうです!』
と、連絡ありました。泣
ただ聞いて終わりの講座ではなく、いらしてくださった方々が、それぞれ持ち帰っていただき、ご自身だけでなく、周りのがん患者さんや、ご家族、友人に伝えてちゃんと実践する。
…純粋に嬉しいですね。
なんで放射線科なのですか?と会場にいらした方が、お話ししてきてくださいました。
「ないなら、私たちがやる! 」
もうただそれだけでした。
まだ、解決しなきゃならない問題もたくさんありますが、また、より一致団結したこのアピアランスケアセンターのスタッフと一緒に、今後も頑張っていきます🌸