口腔ケアは日々の積み重ね
こんにちは! ひきだしです。
9月start♪
本日もまだまだ蒸し暑い日が続きますね(^^;
秋🍁が、待ち遠しいです…。
今年の夏も厳しい暑さと、そして紫外線対策。みなさま毎日お疲れ様です。担当するモデルさんや患者様、お伝えしたお肌のケアが、今シーズンしっかり出来ており、大変素晴らしいです!✨
お忙しい中、そして治療の大変な中、自身と向き合い、ほんとに頑張っていると思います。
少しの工夫や意識で、お肌かかわるのは、毎日鏡をみる自分自身が一番実感しますよね🌷
さてさて、今日は…
「歯磨き」についてお話します。
なぜ歯磨き?
というのも、みなさん毎日、鏡をみて歯磨きしていますか?
メイクを落とす時や、お顔を洗顔する時は、鏡をみるかと思います。
なのに!歯磨きをする時は、テレビを見ながら歯磨き、スマホを見ながら歯磨き…… という方、はい…意外と多いです。(私も。笑…)
鏡の前で、きちんと口の中を見ながら歯磨きをするだけで、ぐっと磨き残しが減ります。磨き残しの歯垢(細菌のかたまり)は、歯石に変わり、虫歯や歯周病を悪化させるもとになります。
特に、がん患者さんによくみられるお口のトラブルは、日頃から注意が必要です。
「歯周炎」「智歯周囲炎(親知らずが腫れる)」「口内炎」の3つ。
がんの治療は、大きく分けて2つの治療で患者さんを支えています。
1つはがんそのものを治すための治療。手術や抗がん剤治療、そして放射線治療などですね。
そして、もう1つは…
がん治療を支えるための治療です。
口腔ケアは、この「支える治療」の一つですね。
抗がん剤や放射線治療を行うと、何らかの副作用が起こります。
特に、お口の中は影響を受けやすい部位の一つです。
はぐきから出血したり、歯周病や歯槽膿漏が悪化、また、頬の内側や舌、唇などに起こる口内炎のような炎症が発生する、口腔粘膜炎。
こちらは強い痛みを伴うことがあります。
口腔内の痛みは、やはり食欲減退にもつながりますね。がん治療中、できるだけ他での体力低下は防ぎたいところですが、栄養摂取が難しいため、全身の健康維持にも影響が出てきてしまいます。
ただ、あなたはがんです、と言われたら、「ちょっと待ってよ、がんの治療で頭がいっぱいだし、口腔ケアなんて…」と思う方も多いのが現状です。
以前にもお話しましたが、がんの治療には、個人差はあるものの、様々な副作用が発生します。そして、そのがんを診るすべての医師が、口腔ケアについて、そしてアピアランスケアについてアドバイスをしてくれるわけではありません。
そのため、患者さん自身が、口腔ケアの大切さについて、しっかりと知識をもって、自発的に行う必要があります。
いつかお話しした、「患者力」ですね。
〜ちょっとした工夫を〜
◆歯磨きは、鏡をみながら、1本1本ブラッシング。細かく、優しく動かしましょう。そしてただ前後左右に動かすだけでなく、食べ物のカス等をかき出すように意識しましょう。
◆歯ブラシだけでは、食べ物のカスは完全にとれません。できれば朝晩のうち、どちらかはフロスや歯間ブラシも使いましょう。
◆治療中、手の力が思うように入らない、口の中が痛い、という方は、口をゆすぐことも◎。放射線治療により、頭頸部、お口の周辺の治療をされる方は、特に唾液の分泌が減ってしまいます。
唾液の分泌が減ると、口臭の原因だけでなく、汚れがこびりつき、虫歯になりやすく、また、お口の中がきれやすくなり、感染症のリスクが高まります。
治療が最後まで、予定通りに順調に進むよう、お口のケアを普段から自発的に行うことによって、できるだけ副作用を抑え、二次的な感染のリスクも抑えていく必要がありますね☘
そして、もう一つ。
やるからには自分のお気に入りの歯ブラシ、歯磨き粉を使いましょう✨メイクやスキンケアと一緒です🌸(私のお気に入りはこちらの歯磨き粉↓♪)
今夜は鏡をちゃんとみて、お気に入りの歯ブラシ、歯磨き粉を使って、ゆっくり歯磨きタイムを過ごしましょう!
今日も一日お疲れ様でした☕︎